老いの悲哀

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定年後、わたしは若返り薬を飲んだ。鏡の中の自分は二十代。意気揚々と街へ出たが、心は六十二歳のままだった。若者の流行に眉をひそめ、腰痛の幻影に怯える。外見という檻に閉じ込められた、精神的老人の孤独。こころは若返っていなかった。

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